ヒアルロン酸注射 Q&A~持続期間、費用、腫れ/内出血、製剤、手術~




トップページ > おすすめの治療法 > ヒアルロン酸注射まとめ > ヒアルロン酸注射 Q&A
ヒアルロン酸注射  ページ一覧

6.ヒアルロン酸注射 Q&Ahyaluronic acid Q&A

 

効果の持続期間はどのくらい?

平均的には2年~4年です。
注入したヒアルロン酸は、体内で酵素により分解され吸収されていきます。一般的には6ヶ月から1年くらいと考えられているようです。しかし私の臨床経験では、1年くらいで減ってはきますが完全に無くなることはありません。長い場合では5年以上残っている方もいます。注入後4~5年してから「最近減ってきたようなので再注入してほしい」と来院される患者さんも少なくありません。


▽ 効果の持続期間の差が生じるのはなぜか?


  1.   1.ヒアルロン酸製剤による差
  2.   2.個人差(酵素の活性の差)
  3.   3.注入方法による差

例えばシワ(凹みやミゾ)に対して正確に注入していない(シワの周囲に漏れている)場合には、1年経ってヒアルロン酸がまだ残っているのにもかかわらず、シワは元に戻ってしまいます。まだ残っている状態で、出ているシワを消そうと再注入を繰り返すと、シワの周囲が盛り上がり、顔が変形する原因になります。

ページトップへ戻る

ヒアルロン酸はすぐに吸収されるのでお金のムダ? 毎年何本も注入が必要で費用がかさまない?

ヒアルロン酸注入について一般的に考えられてきた概念です。
実は私も10年前にはそう思っていました。しかし、実際にはそのようなことはありません。

私が現在お勧めしているのは、お顔全体に対し、1年に1本ジュビダームビスタ®ウルトラを注入する”ヒアルロン酸1年1本倶楽部”です。

お顔全体に1年に1本で足りるの?と疑問に思われるかもしれませんが、多くの患者さんが1年に1本の注入で十分です。この注入なら化粧品などと比較しても非常に経済的です。1年で1本の注入はナノニードル注入など、注入法の工夫により可能になります。

毎年何本も注入するような方法は、費用のムダばかりではなく、知らず知らずのうちに顔の変形など弊害が大きいのでお勧めしません。

ページトップへ戻る


非吸収性注入物について教えて




 ※ この写真は、ポリアクリルアミド(ハイドロジェル)注入後2年のものです。

 非吸収性注入物はキケンです。

これらの注入物は数百年以上前からあり、世界中でひどい合併症を起こしました。旧ソ連における合併症は特に有名です。報告されている合併症は、炎症。膨隆・顔の変形に加え、全身の自己免疫異常です。

残念ですが、このような注入材の使用は日本では規制されておりません。現在でも、過去に問題を生じたものと同じような化合物が、名前おw変えて販売されており、未だに使用しているクリニックもあるようです。


非吸収性注入物を注入した患者さんからの相談をよくいただきます。

『クリニックで勧めれれるまま、よくわからないままに注入した』と。

一般的には、合併症が生じるとすると数か月~数年後に生じることが多いのですが、10年後に合併症が生じることもあり、いつまでも安心できることはありません。治験がされておりませんし、発ガン性など長期毒性も検証されていないのが現状です。もちろん合併症が生じない患者さんも多くおられると思います。しかし、どれくらいの割合で合併症が生じるのかの調査も行われておりません。

治療法も外科的な摘出(減量)以外に決定的なものはありません。ヒアルロン酸のように溶解剤のようなものはありません。合併症が生じても一生そのままの可能性すらあるのです。

非吸収性注入物は絶対にお勧めいたしません。
やはり、ヒアルロン酸製材の中でも特に信頼がおけるものを選んで注入されることをお勧めします。

<代表的な非吸収性注入物>
・ポリアクリルアミド(ハイドロジェル)
・液状シリコン(シリコンオイル)

ページトップへ戻る


過去に注入したヒアルロン酸が残ったまま注入できる?

▽ 注入されていたヒアルロン酸による変形が大きい場合
注入物がヒアルロン酸であることが間違いなさそうであれば、まずヒアルロニダーゼで溶解させてから注入します。最近では、短期間にヒアルロン酸を何本も注入しすぎて顔が変形している例がよくあります。

▽ 注入されていたヒアルロン酸による変形が少ない場合
注入物がヒアルロン酸であることが間違いなさそうであれば、そのまま追加注入を行って形を整えます。

※ 非吸収性注入物が注入されている場合には、ヒアルロン酸注入はお勧めしておりません。

ページトップへ戻る


男性へのヒアルロン酸注入は?

男性に対してのヒアルロン酸注入は特に有効です!

男性はしわを隠すための化粧はできません...
ヒアルロン酸注入は、” 男性でも出来るお化粧 ”なのです。

特に、年齢以上に顔のシワが気になる場合や、疲れた顔・怖い顔に有効です。

ページトップへ戻る

なぜ、同じヒアルロン酸製材を長年続ける必要があるの?

1.安定した仕上がりのため
ヒアルロン酸は製材ごとに注入後の特性が大きく異なります。
同じように注入したと思っても、数日経ってみると形がかなり違ってしまうのです。驚くほど膨らんでしまうこともあります。

ですので医師がそのヒアルロン酸の特性を熟知していないと安定した仕上がりをもたらす注入は出来ないと言えます。
毎回きれいで安定した仕上がりを目指すのなら新製品ではなく、「ずっと同じヒアルロン酸製材を使い続ける」必要があります。

2.高い安全性のため
ヒアルロン酸は多くの種類がありますが、そのほとんどで異物反応やアレルギーを生じうるとされています。アレルギーの発症率は非常に少なく、数百人~ 数千人に一人とされています。一般の化粧品などと比較すると、ずいぶん少ない発症頻度ですが、実際に自分の顔が異物反応やアレルギーを生じて赤く腫れあがった状態になると大ごとです。

以前、有名メーカーのヒアルロン酸製材の注入後に顔全体に腫れが生じ、それが一年近く続いたという症例を論文で報告しました。
ヒアルロン酸ならばヒアルロニダーゼで溶かせば問題ないのではと考える方もおられるかもしれませんが、ひどい異物反応やアレルギーが生じていれば、そんな単純な方法では解決できません。そのため、アレルギーを起こしにくいヒアルロン酸製材が必要なのです。

ジュビダームビスタ®ウルトラに関しては、異物反応やアレルギーの発生頻度が特に少なく「安心して使える」製材として世界中で用いられています。この製材は、私自身も500人以上に皮内テストによるアレルギー反応の検査を実施しましたが、陽性は確認できませんでした。実際に他の製材を使用してみますと、その副作用の少なさにこちらが驚いているほどです。

ページトップへ戻る

ジュビダームビスタ®ウルトラの特徴は?

特徴1.高い効果
ジュビダームビスタ®ウルトラは水を引き寄せるパワーがとても強い製材です。深いほうれい線にも、1本(0.8ml)で両側の治療が可能です。

特徴2.持続性
私の経験では効果が消失するまでに2~4年程度です。5年以上効果が持続している例も多くあります。

特徴3.厚生労働省の承認を得た、数少ないヒアルロン酸製材の一つです。
海外から輸入している製材では、粗悪な模造品や再生品が出回るリスクを否定できません。過去にアメリカで模造品のボトックスによる大きな事件がありました。日本で承認されているヒアルロン酸製材の、正規ルートで流通しているものに関しては、そのようなリスクが少ないのです。

特徴4.品質の安定性
とても品質が安定しています。
薬品やヒアルロン酸は数千本や数万本といった数をまとめて作りますが(ロット)、製造ロットごとに若干品質が異なる製剤ができます。品質管理が甘いと低品質の製品が流通してしまうことがあります。

例えばヒアルロン酸でアレルギーや異物反応は数例続いて生じることがしばしば経験されますが、これは低品質の製造ロットが流通したのが原因だと考えています。この10年間のジュビダーム®ビスタウルトラの臨床試験ではこのようなことはなく、品質がとても安定しているのを確認しています。

現時点でジュビダームビスタ®ウルトラは、効果が高く持続性もあるためコストパフォーマンスが高く、仕上がりが安定しており安全性も高いヒアルロン酸製材です。ただし、水を引き寄せるパワーが大きいことはジュビダーム®ビスタウルトラの弱点でもあります。
私の注入では、注入後数日の間にでこぼこが発生することがあります。それが目立つ場合の対処として、ご家庭でできる簡単な処置を指導させていただいております。

ジュビダームビスタ®ウルトラは顔面のほぼ全ての部位に使用できますが、部位によっては他の製材を用いることがあります。例えば下まぶたの注入では、皮膚がとても薄いため、細かく仕上げるにはパワーを落とした他のヒアルロン酸製材を使用するようにしています。

ページトップへ戻る

ヒアルロン酸注入に使用する注射針について教えて

▽ 注射針

最近の技術革新によって、ナノニードル注射針が量産されるようになりました。

▽ 注射針の選択
1.太い針
利点:多量の注入が容易
欠点:血管を傷つけやすい・内出血が多い・細かい注入は難しい

2.細い針
利点:性格で細やかな注入が可能・内出血が少ない
欠点:注入時に力が必要

3.カニューレ注入針
利点:内出血が少ない・痛みが少ない
欠点:注入前に皮膚に針穴を開ける必要がある

ページトップへ戻る

血管塞栓のリスクは?

ごく稀ですが、ヒアルロン酸注入後に血管が塞栓し、失明や皮膚壊死などを生じることが報告されています。

どのようにして血管が塞栓されるのかについてはいくつかの説があります。

✱ 血管内に注入針が入る説
✱ 血管の破れた部位からヒアルロン酸が血管内に入る説
✱ 血管炎が波及して血管が塞栓する説
などなどです。

”血管塞栓をいかに防ぐか” がヒアルロン酸注入においては重要です。

血管塞栓を防ぐためにも、先が丸くて血管を傷つけにくいカニューレ注入針が流行しました。しかし、報告された臨床データをみますと、やはりカニューレ注入針を使用しても血管塞栓は生じています。

血管塞栓を防ぐには、使う注射針よりもその使用法に鍵があるのではないかと考えています。

私も以前はカニューレ針を使用していましたが、最近は原則的にナノニードル注入針(部位によっては細いカニューレ針)を用いて”ナノニードル注入”を行っております。

ページトップへ戻る

ほほを膨らませるようにヒアルロン酸を注入すれば引き上げ効果でほうれい線が薄くなると言われたのですが

ほほ(中顔面:ほうれい線より上外側)にヒアルロン酸を多量に注入するような方法が流行していますが、ほうれい線への効果はほとんどありません。

ほほの上を膨らませることにより下側の皮膚が引き挙がると思いがちですが、少し引き上げるためにも尋常ではない量のヒアルロン酸が必要になります。しかし多く入れると逆に下がります。
更に最近では、ほほへの多量の注入により、”なんとなく顔が変になってしまった”といったご相談が急増しています。もし注入をしすぎてしまった場合には、数年間吸収されるのを待つか、ヒアルロニダーゼで溶解し、一度きれいにしてから再度ヒアルロン酸を注入しお直しします。
ほほへの2本以上のヒアルロン酸注入は、日本人には合わない注入だと思います。よほどほほの骨が痩せている症例にしか必要ではありません。 ほほに注入する場合には、両ほほで1年に1本までの注入をお勧めします。

ページトップへ戻る

なぜ新製品を使用しないのですか?

▽ ヒアルロン酸製材の選択の基準

  1. 1.おおよそ5年程度は世界で使用されている製材
  2. 2.日本で承認されているヒアルロン酸製材
  3. 3.異物反応・アレルギーの発症が少ない
  4. 4.持続性
  5. 5.使いやすさ

どのヒアルロン酸製材を選ぶか
ヒアルロン酸製材は美容医療を行う上での大切なパートナーで、まさに”女房役”とも言えるものです。慎重に慎重を重ねて選択しなければなりません。

✱ 第一に考えるべきことは安全性です。ヒアルロン酸は私たちの体に入れるものであり、しかも長期に残留するものなので安全性を優先して選択しなければなりません。

ヒアルロン酸には数千もの製材があります。そのうち治療がされて承認されているものはごく少数です。

きちんとした施設で決められた過程を確実に守って製造を行い、管理もしっかりしている製材を選ぶ必要があります。そのような製材はたくさんのヒアルロン酸の中でもごく少数です。

✱ 第二に考えることは効果。すなわちヒアルロン酸を用いて、いかに美しい形を作れるかです。

ヒアルロン酸は、製材ごとに注入後の”クセ”がかなり違います。その特性を知り尽くしたヒアルロン酸製材を使用しないと、きれいな形にはなりません。

私はジュビダームビスタ®ウルトラをパートナーにしています。毎年のように新しい製材が出ていますが、安全面だけでなく、きれいな形を作るという面でも新しい注入材は患者さんにお勧めできません。そのような思いで同じ製材を10年以上使い続けています。

ページトップへ戻る

ヒアルロン酸の外用クリームの効果は?

ヒアルロン酸は分子量が大きいため、外用としても皮膚のバリアーを通り抜けることができません。医学的にはヒアルロン酸含有のクリームなどを塗っても効果はほとんどないことになります。

もし何らかの手段で皮膚に浸透させたとしても、水分保持の効果はあるかもしれませんが、注入材によるヒアルロン酸で得られるような、シワや溝を薄くしたりVolumetric restorationに対する効果はほとんどありません。

ページトップへ戻る

ヒアルロン酸注入は簡単ですか?

ナノニードル注入は、単なる注入ではなくヒアルロン酸注射を用いた手術といってもいいかもしれません。
基本的には拡大鏡を用いた”拡大鏡下ナノニードル注入で行います。

通常のヒアルロン酸注入ですと、ヒアルロン酸一本あたり二~数十ショットで行いますが、ナノニードル注入ですと数百ショットで細かく注入していきます。
一般的なヒアルロン酸注入は一本あたり五分以内で済みますが、拡大鏡下ナノニードル注入ですと、十五分~二十分はかかります。

ページトップへ戻る

お化粧はいつからできますか?

通常は翌日からとなりますが、”ナノニードル注入”ではとても微細な針を使用するため1時間後から可能です。

5.ヒアルロン酸注入の失敗とは?   ≪≪ <前ページ>
6.ヒアルロン酸 Q&A  
ページトップへ戻る
ヒアルロン酸注射  ページ一覧
Copyright(C)2017 ICHINOSEAKIHIRO All Rights Reserved.